長々と④にまでなってしまいすみません。
お付き合いくださっている方には感謝致しますm(_ _)m
あれだけ破水、破水と言われていた次男坊だったが健診に行くたび陣痛を起こしてくれていた。
病院に着くとそれなりに陣痛は来ていたがなんだか怪しい。
これは…
また遠のくのでは???
多少痛みはあるものの。
病院への道中に感じた痛みとはまた違う。
これも前駆陣痛とやらでは?
だって…
寝れてしまった(-_-)zzz
3時半くらい。
目覚めたら病室に旦那が来ていた。
あれ?来たん??
旦那、開口一番。
「寝てるやん!俺のが寝てへんぞ!」
…うん、きっとそうだね、ごめん…( ̄▽ ̄;)
なんかさぁ…また帰されるような気がするわ…とは、折角夜中に仮眠とって走って来てくれた旦那に言うには申し訳ない…
朝になったら陣痛は完全に遠のいていた。
申し訳ないけど、こればかりはしょうがない。
次男坊はきっと、この妊娠中旦那はなんにも絡まず構ってくれずだったから、ちょっとお産の体験を身をもってさせてやりたいんだな。
うんうん、わかるよ、その気持ち!
(旦那はいたって真面目に仕事しかしていないし、給料アップまでしてくれているのにヒドイ言われようw)
朝ごはん何か買ってきてやろうか?と旦那が言うが、帰される気満々だったわたし。
母がつけているぬか漬けでご飯を食べようと決めていた。
先生の内診。
とりあえず、行って来るわ〜と気楽に部屋を出たわたしなので旦那も帰る支度を。
ぬか漬けでご飯、あと何食べようかな。
もうここまできて痩せるもなにもない!
「子宮口が7センチやねぇ〜、もう産もうか」
「え?あ、はい、え??」
「はい、破水したよー」
え???
なにかが確かに割れて流れた。
5分も経たない内に激しい痛み。
なんか、え??始まってる??!
ええー!
ぬか漬けで朝ご飯ーーー
。゜゜(´□`。)°゜。‼︎
旦那も慌てて分娩室へ。
アワアワしている。
とりあえず、茶を持ってきてくれ。
そして、身内に連絡してくれ。
10分を切っている陣痛。
忘れていた痛みが再び襲う。
陣痛って、やっぱり痛い…
先生に破水された時刻は8時。
看護師さんや助産師さんも子宮口の柔らかさや開きにちょっとバタバタしている。
「やっぱり経産婦さんは早いなー!この点滴!これだけはさせてーー!」と慌てる。
旦那も痛がるわたしを見てなにかしようとしてくれるのだが。背中や腰をさすってもすぐに休憩。
あのな。
お前が休むなよ。
9時、子宮口は8センチ。
分娩台に移される。
何度か強い陣痛に襲われもう産まれそうー!と、思うが産まれない。
助産師さんたちはなんかあくせくしている。
赤ちゃんの頭が変に引っかかっている…
なんか股の間でゴソゴソボソボソ…
すでに何回かいきみ開いた足が固まってきているところに看護師さんが恐ろしいことを言った。
「ちょっと足曲げてみようか」
足を曲げる、とは?
「ここの、今足を支えているところを蹴るみたいに置いて曲げてみて」
はぁ?!
つまり、足の支えはあるにしろ形としては寝ながらヤンキー座りみたいな感じ。
「無理!無理ーー!」
「大丈夫!出来るから!」
「いや、絶対無理ーー!」
初めて泣きそうになる。だってもうすでに足がつりそうになって痛いのに!
そして陣痛くるのに!
頭が引っかかってるから体勢を変えたほうがいいと言われたらもうやるしかない…
何とか…何とか片足を持ってくる。
無理〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
もう片足が支えに乗らない…
無理〜〜〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
「はい!いきんでー!」
そんな、片足不安定で無理ーー!
「はい!いきんでー!!」
あ、なんとなく楽になった?
いけるかも!と思った矢先、先生外来から戻る。
「いい感じやね〜、はい、じゃあ足戻していきんで〜」
え?もどすの??
死に物狂いで足を曲げたのに、戻せだと?!
そして、急に言われても最初の体勢でのいきみ方がわからなくなりパニック。
「はい、いきんで〜」
その瞬間、先生の手が赤ちゃんをグリッとした感じがした。
そして、産まれる。
先生…もっと早くに来てくれよ…
次男坊との対面はフラッシュバックされるかのようにお兄ちゃんそっくりだった。
わたし、似すぎて爆笑。体もバキバキで余計可笑しくなる(ほぼ壊れる)
旦那、またも頭上で泣いていた…(1人感動、泣き虫かw)
次男坊、人工破水からわずか2時間ほどで無事に出産。
嵐のようだった…
旦那も興奮していた。でも1番驚いたのは看護師さんが、おにぎり食べる?と聞いてきて、すかさず、食べます!と震える手を上げていたわたしにだった。
もっとお産に触れてくれよ…
38週、前駆陣痛で2回病院へ夜中走る。
最後は人工破水。3308gで出産。
デカすぎることはないけど、週数的には大きいのかな。
頭が引っかかるだけあって、今でも次男坊は頭も顔もデカイw
振り返ると、お兄ちゃんも次男坊も妊娠から出産まで大変な事態になることもなく。
旦那の立会いも出来、とてもありがたい日々だった。
出産は病気ではない。
普通に産まれてくるのが当たり前。
そう周知されていることが不思議だ。
何事もなく産まれてくれても母体が亡くなることもある。
何事もなく育っていた赤ちゃんの鼓動が止まることもある。
どうして、産まれてくることが当たり前だなんて思えたのか。
出産を経験してよくわかる。
子供が元気であること。
わたしも元気であること。
その奇跡に感謝しかない。
だからこそ、妊娠も出産ももう怖い。
同じ奇跡がそばにあると思えない。
そしてもう守るべきものが増えた今、何かあったらと思うと怖くて仕方ない。
だから、きっともうわたしの中での出産は終わった。
産まれてきてくれてありがとう。
巡り会えた奇跡に感謝するしかない(*´꒳`*)
これからも子供達には元気に育ってほしい、願うのはそれだけだ。
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