男の子と暮らす日々

男の子2人の母です。 息子たちと過ごす日常のあれこれを備忘録に綴りながら、簡単レシピなど覚書で書いていきたいです。

第二子、妊娠〜出産までの記録③

わたしの母はなんというか寛大な人だ。

小さなことにはこだわらない。子供の気持ちを第一優先してくれる、そんな人。

憧れるけどとても自分には真似できない人だ。

 

そんな母だから。

お兄ちゃん、やりたい放題。

 

 

 

 

でもだからこそ、バァバ大好きに( ̄▽ ̄;)

お風呂も一緒、寝る時も一緒。

一緒にいることが当たり前になりつつある里帰り生活。

夜寝るときはさすがにわたしがいないとダメだけど、バァバと2人行動は全然平気。それだけで幸先は良い。

 

お産の時の第一子との別れは誰しもが経験する試練である。

わたしも不安だ。

お産は先生に任せるしかない。

お兄ちゃんだって母に任せるしかない。

わたしはわたしのやるべき事をやるだけだ。

でも。

不安だけは日に日に募る。

お産はどんな状態で始まるかわからないのだから。

 

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里帰り先の病院では体重にいたってはスルー。

それだけで胸を張って健診に臨む。

張りはなかなかおさまらなかった。先生もお兄ちゃんの破水があったからまた破水の可能性が高いという。何かあったらすぐに来るようにと毎回言われた。

そして、赤ちゃんは少し大きめとのこと。

 

臨月。

健診で先生の内診後は刺激を受けるのか。

子宮口は3センチ開いていた。

夜になんとなく痛みが走る。

この痛みはなんだ?

お兄ちゃんの時にはなかった痛み。

 

陣痛?

時間を測ったりするもののおさまったり。

不規則な痛み。

 

旦那はなるべく土日には泊まりに来てくれていた、37週健診、土曜の夜。

 

またも痛みが。

時間をはかると15分間隔で痛い。

こ…これは…。週数もお兄ちゃんと同じ…。

旦那を起こす。

「病院いく」

「え、なぜ?」なぜじゃねーわ、察しろよ。

お兄ちゃんはよく寝てくれていた。

母にも事を説明し旦那と病院へ。

 

久しぶりの2人きり。夜中のドライブはなんだか不思議な気持ちだった。

こんな時間、しばらくなかった。

結婚してからバタバタしてて。

こんな静かに2人きりでドライブすることなんかなかった気がする(ドライブではないけどw)

 

病院に着くとすぐに診察室へ。

規則的に陣痛がきているので、多分お産になるだろうと助産師さん。

あぁ、旦那が来てくれている土日に生まれて来てくれるなんてなんて親孝行な子なんだ。

なんだか漠然とホッとした。

病室に戻って旦那にも報告。旦那もいよいよかぁ、となんとなく意気込む。お兄ちゃんの時は立ち会えたもののお産の風景全く見てないからねw

朝になりお腹が空くので旦那にコンビニで何かしら買って来てもらう。そのセンスのないチョイスのパンを食べて、先生の内診。

旦那はイマイチわたしの好みをわかってない…(´-ω-`)

 

陣痛は少し遠のいていた…

「まだ産まれないなぁ、一回帰ろうか」

 

え。

もう産みたいんですけど。

先生さら〜と去り旦那にも告げにいく。

旦那、病室でリラックス全開寝転んでテレビ見てるところ先生急に入って来て不意をつかれる。

 

え、え。

帰るの???

 

拍子抜け。

看護師さん曰く、前駆陣痛とのこと。

もう先生も誘発でも使って産めばいいのにぃ!こんな状況の妊婦さん帰してまたギリギリでっていつも怖いのこっちなんよぉぉ!

と、看護師さんたちはここだけの話ね、と嘆いていた。

わたしも同じ気持ち。

もう産みたい…(ー ー;)

まさかの朝9時帰宅。

 

お産は…いつ始まるかわからない。

 

子宮口は4センチ開いていた。

前駆陣痛なんて見分けられない、看護師さんにそう相談したら、もうあなた見分けてるとかそういうレベルでない!なんかあったらすぐ来て!と怒られる。

 

胎動はとても元気にあった。胎動が強いとまだだ、とかも聞く。

そしてまた感じる、旦那がいないと産まれない予感。

きっと次の健診までは産まれない。また内診の刺激を受けた土曜の夜…

 

予感はあたる。

38週健診、子宮口も柔らかく何かあれば来て、その言葉ばっかり聞く。

21時、規則的な陣痛。

旦那は仕事が立て込み来ていなかった。

とりあえず今度は1時間様子を見る。

また前駆陣痛かもしれない。注意を受けているのに見極めようとするヤツ。

1時間前回よりも強く、10分間隔で痛み。

これは…ひょっとするのか。

 

病院に電話したら、だからすぐ来て、と笑われる。

母を起こし、父も起こす。

お兄ちゃんは今日もグッスリ眠っていた。

 

旦那にも連絡したが、帰宅が22時をこえていて、これから車で行くには疲れて無理、朝に出ると言う。

付き添ってもらうつもりはなかった。

1人で産むつもりでいた。

忙しくなった時から旦那がそばにいることを諦めた。わたしより、お兄ちゃんのそばにいてほしい、その気持ちの方が強かった。

無理になんて言わない。疲れた体で運転させたい気持ちもない。

ただ。

あなたが後悔しない選択をして。

それだけ伝えた。

しばらくしてLINE。

ー仮眠とって夜中に出る

 

仮眠…で終わるかな?(笑)

期待せず病院へ。道中の痛みはなんとなく記憶に残る痛み。お兄ちゃんの時もこんな痛みだった気がする…

お兄ちゃんの時はあんなに不安だった出産。

2人目になると、1人で産むと普通に思う。

母は強し。

守るものが出来ると人は失うことを覚えて弱くなる、でもそれ以上に。

守りたい気持ちは人をもっと強くするのか。

 

ついに、ついに次男坊が産まれるかもしれない……

 

④へと続く。

 

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